2022.10.13 お知らせ グッドデザイン賞受賞

スフィア目白御留山「2022年度グッドデザイン賞」を受賞

スフィア目白御留山「2022年度グッドデザイン賞」を受賞

株式会社LEB建築設計事務所が設計するスフィア目白御留山が、このたび2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。スフィア目白御留山は自然豊かな周辺環境に調和する外観デザインと建物自体が急傾斜地の崖崩れを防止する擁壁構造としたことで自然と共存する暮らしの実現に取り組んだ結果、高く評価されました。当社では今回の受賞を契機にさらなるものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進してまいります。

 

□物件名:スフィア目白御留山

□物件概要:新宿区下落合の都心へのアクセスに優れた立地、野鳥の森公園が目の前に広がる自然豊かな環境に建つ賃貸マンション。地下1階・地上3階建て、総戸数17戸。立面には、緑と馴染む木目調のルーバーや、建物ボリューム感を軽減するランダムな高さの窓を設け、周辺環境と調和しやすい外観とした。本敷地が土砂災害特別警戒区域 ( レッドゾーン ) に位置するため、 隣地擁壁を含めた 土圧に加えて、 レッドゾーンの公示による土圧を考慮し、 崖崩れ等を防止する擁壁 の役割を担う構造とした。 災害防止建築として地域を守っている。

□グッドデザイン賞審査員による評価コメント:立地環境を建物のために利用するということだけでなく、建物自らも立地環境の向上に働きかけるという相互性が感じられるデザインである。前面道路の傾斜を活かしリズミカルに並ぶ大きな開口部は、居住者にとって快適であるのはもちろんのこと、前面に広がる公園にとっても意匠性の高い背景となっている。また、建物の構造に擁壁としての役割を持たせることで急傾斜地の災害防止に貢献している点も、建物を地域の空間インフラとして捉えた社会性の高い視点である。周辺環境を損なってでも自己利益の最大化に走る集合住宅がまだまだ多い中で、意義の高いデザインを実践している。